瑠夏の独り言

車と音楽と日常を

塾の問題点(選び方)

 私はとあるチェーンの個別指導塾で勤務しているのですが、その中で見てきた塾の問題点についてお話したいと思います。塾を探しているお父様、お母様、働きたい方、必見です。

 

 

 まず、私がこの業界に入って驚いたことは、個別指導塾は個別指導でないという事です。もちろんそうでない塾もあるかと思いますが、個別を謳っていても集団教育の塾もある事を知っていてください。体験授業などはしっかり個別でやりますが、実際入校した後の授業は主に1:3で行われています。子供から見ると1:1で進む授業ですが、講師は三人の生徒とマンツーマンを重複しているような状況です。これでは一人一人に合った学習方法を与えることはかなり困難です。それぞれ異なったスピード、難易度の課題を与えることは出来ますが、充実した解説というのはほとんど期待できません。

 

 二つ目の問題点は、講師の質の低さです。塾講師の殆どは大学生などのアルバイトで成り立っています。そのアルバイト講師はどのように選ばれているか?ほとんどの大手塾は学歴で判断しており、指導能力は見られていません。これは私の持論ですが、勉強ができる人教えるのが上手い人というのは全くもって別物です。東大を現役合格しているからといって、その講師の指導能力が高い証にはなりません。挙句、塾業界での新人研修というのは有って無いようなもの。先輩講師の授業を見学したのち、「ではやってみましょう!」で終わってしまう程度のずさんなもの。私の勤務している塾でも定期的に新人研修会なるものが開かれますが、半年に一回程度。最長半年間は研修を受けないのです。しかも研修の参加は努力義務。どうやってこれで良い教育を提供できるでしょうか。

 

 3つ目の問題点ですが、これが深刻です。塾を教育現場と考えていない本部がほとんどということです。生徒を増やし、講師や資料などの経費を減らす事しか考えていません。生徒のことは一切考えていません。金金金。といった経営を本部が推し進める為、なかなか良い教育を現場がしたくても出来ません。

 

 

 さて、これでは塾に子供を預けるのはさぞ心配でしょう。私も自分の子供を安易に塾に預けたりは出来ないと感じています。しかし、必ず良い講師のいる塾はあります!塾の使命は、子供たちの成績をあげることですが、もっと大事なものがあると私は考えています。それは、「子供が勉強を楽しめるようにする。」ことです。塾をやめた後も学習することができる環境を作ることが講師の使命です。

 

 多くの塾に体験授業を受けに行き、子供が楽しんで(楽をするのでなく)勉強することができる環境がどこかを、親子でしっかり吟味することが大切です。同じチェーンの塾でも、教室ごとに特色や雰囲気はかなり異なります。これを守らずに適当な塾に入れ、成績が上がらないと子供を叱るのは大馬鹿ものです。人を叱る前に自分がしっかり物事を考えられるようになりましょう。

 

 アルバイトをしたい方、子供のことをしっかり考え、教育ができる方は是非この業界へいらしてください。高い給料に惹かれてくるかた、今すぐ回れ右をして別のアルバイトを探してください。塾はもちろん商業ですが、子供たちの将来を左右する教育現場です。安易に入らないことです。